A Journalist in Sweden

 こ数日間、ストックホルムに滞在しています。こっちで出会ってお世話になっている阿久根さんが日本に帰省されている夏の間、その家をちゃっかりお借りているのです。なんともありがたいことです。海外に住む日本人の方は好奇心旺盛でオープンマインドな人が多いです。ひとの可能性をのびのびと伸ばしてくれる、こういう方に出会えてとても幸運だったと思います。僕も将来、こういう大人になりたいものです。
  I have been staying in Stockholm, not in Uppsala. Akune-san, one of my Japanese friends who I met in Stockholm, was kind enought to offer me her apartment while she was out on vacation in Japan. Very helpful! I found that Japanese people who have been living outside Japan are more likely to be open-mind. I am really happy to meet people like her who are willing to help young. I want to be a grown up like her in the future.
 今日はまたとっても知的で面白い方々にお会いしました。クラエス・ビヤネールさんとその奥様である多美子さんです。多美子さんはスウェーデン語の翻訳家としても有名な方です。70歳に近いというのにお二人とも若々しくてエネルギッシュです。急な訪問にも気さくに迎えてくださり、夕食まで頂いてしまいました。主にクラエスさんとお話させてもらいましたが、それがあまりにも面白すぎていつの間にか外は真っ暗、7時間が経過していました。
  Today, I also met a married couple who are very intelligent and interesting, Mr Claes Bjerner and Ms Tamiko. Tamiko-san is a well known translator and Claes-san was a prominent Journalist. They looked quite young with full of energy. They warmly welcomed me and even served me dinner with them. Although I was mostly talking with Claes-san, it was so interesting that I did not notice the time until it got 22 oclock.
 クラエスさんはスウェーデンテレビの特派員記者としてその人生のほとんどを海外で過ごしました。1960年、国連事務総長だったダグ・ハマーショルドがヘリコプター事故で死んだのち、スウェーデンの平和維持部隊の一員としてコンゴで戦争を経験。そのあとジャーナリストとなり、イスラエル・パレスチナ、ベトナム、カンボジア、インド、中国、ボスニア、コソボでの紛争をレポート。八十カ国、二十を越える紛争に関わったそうです。それぞれの国の首脳陣との‘親交‘エピソードなどもヴィヴィッドです。
  Claes-san had been engaged in Swedish TV as a photographer in conflict areas for most of his life. After the Dag Hammershjord, who was then United Nation Securetary General, was dead at the helicopter insident in 1960, he decided to join the Peace Keeping Troops in Kongo and experienced the war. Then he reported many conflicts in many countries such as Islael, Palestina, Vietnam, Cambodia, India, Phillipine, China, Bosnia and Herzegovina, and Kosovo. He said that he did experience almost over 20 conflicts in more than 80 countries.
 
 日本でも、NHKの国際報道枠で働いた経験があり、数々のドキュメンタリーをスウェーデンで放映。やくざな世界やタブーにも果敢にカメラを突っ込み、上層部とは方針や内容をめぐってよく対立したそうです。「あれは大本営発表みたいなものだね。日本にとってプラスになる報道以外は押しつぶされた」と振り返っていましたが、これは今聞いても耳の痛い話でしょう。結局、NHKが国際放送を強化すると言っているのも「日本イメージに都合の良いニュースをもっともっと流そう」ということでしょうから。
  He said that he had worked at the section for foreign people in NHK, Japan Broadcasting Association. He recalled of those days when he tried to cut into the sensitive issues like Yakuza and other taboos, which caused some tension with his boss. `Those coverage of reportings for foreign countries was manipulated. They broadcast anything but sensitive and negative issues about Japan`. This is what we Japanese find painful to hear. This is because NHK now tries to strengthen the role of this section by designing to be contributing to positive image of Japan.
 
 クラエスさんの具体性に満ち満ちた経験談、そしてその洞察の鋭さには驚かされます。たとえば、自民党についての「言葉としてまったく意味を呈していない」という指摘です。つまり、「英語ではLiberal Democratic Partyとなっているが、実態はリベラルではなく保守であり、透明性の欠如という意味で民主的ではないし、政党ではなく烏合の衆」だというのです。外国人が日本の政治を見て意味不明というのも頷けます。考えてみればたしかに分かりにく過ぎですね。
  I was quite amazed to hear the stories full of details and his clear-cut opinion. For example, he criticized the name of the Japanese leading party, Liberal Democratic Party, for not representing the valid meaning. In other words, `although it was described as Liberal Democratic Party in English, they are actually conservative, undemocratic in terms of accountability, mixed with people who advocate different policies even among the same party`. It is quite understandable for foreigner to say that Japanese politics are difficult to understand.
 彼が働いていたスウェーデン・テレビのジャーナリストの哲学は、自分の視点を持ってそれを突きつけることだったそうです。「そのジャーナリストがどう見ているかをオーディエンスは求めている」。こういう発想はもっと日本のジャーナリズムにも欲しいですね。組織の論理、客観報道、速報主義の縛りなどがあまりにも強すぎて個人の力があまり発揮できていないのではないでしょうか。
  He told me that he was encouraged to have his own perspective and try to bring it up for their audiences. `What the audiences really want to know is what the journalist in that place think about it`. I agree with this opinion. The journalism in Japan is very strict about how object it is as well as how fast they report, which killed the ability of individual journalist.
 たとえば、僕が聞きたいと思うのは、BBCのラジオの「特派員の声 from our own correspondent」みたいなものです。10分くらいのレポートですが、そのジャーナリストがその場で見たもの聞いたものをまとめてビビッドに伝えてくれます。スウェーデンの国営のラジオと国営のテレビはそれぞれ自立した組織に分かれており、それぞれが各地に特派員を持っています。スウェーデンのラジオでも、週に一回「good morning world」という特派員の声を伝える番組があります。
  What I want to listen to, for example, is the one like `from our own correspondent`by BBC Radio. This program offers the report which the journalist convey his or her own voice to the audiences. Swedish raido and Swedjsh TV are respectively an independent organization and have their own correspondents in all over the world. I heard that there is this program called `good morning world`every week, which put emphasis on journalists their own voice.

ぐし について

スウェーデンのウプサラ大学大学院政治行政学修士取得、欧州議会漁業委員会で研修生として勤務後(-2013年3月)、ブリュッセルでEU政策や市場動向などを調査の仕事に従事。2014年11月から慶應大学のEUSI研究員。千葉市まちづくり未来研究員(自転車政策)。NPO Rights副代表理事として若者政策(主に若者参画)の提言や分析を行う。連絡先:gushiken17@hotmail.com
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A Journalist in Sweden への3件のフィードバック

  1. マグロ市村 より:

    突然ですが久しぶり!市村です。ネットサーフィンしてたら小串発見!!
    法学部じゃなかったっけ?ジャーナリズム?
    中学の時の小串のイメージはアウトローな感じ。小串のブラックジャーナリストぶりがよく想像できる。
    ともあれ元気そうにヨガしているらしく何よりです。
    ブログ読ませてもらいます。よい旅を。

  2. マグロ市村 より:

    誤解を招きそうな文で申し訳なかった。
    ブラックジャーナリストと称した理由は悪徳企業を破天荒なやり方で制裁するという意味。
    決して小串を取屋、金取屋、やくざの報道舎弟、ねつ造屋に向いていると言っているのではないのであしからず。

  3. おぐし より:

    市村
    どもども、お久しぶり!あの八千代の教習所で会った以来じゃない。笑。ちなみにヨガは高校入ってから止めちゃいましたよ(というかあのときに足を折ってからね!)。元気にしてる?てかまだ千葉にいる?ぜひまた地元飲みでもしましょう!!暇なときでもメールくださいな。
    ジャーナリストはブラックというかイエローというか、突っ込んで何ぼみたいなところあるからね。そういうスキルは欲しいですね。
    ではではまた!

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