10月末にブリュッセルから日本に帰国して二週間が経過した。ほぼ一年半ぶりの帰国である。短期の滞在を除けば、ほぼ3年振りの日本である。帰国万歳。
そんな中、先日、スウェーデンのウプサラ大学から修士論文が受理され、ついに修士号が取得できるとの連絡があった。ここまで長い道のりであった。そもそも修士課程は2010年夏から2012年の夏で終わるはずだったが、最後の論文の内容も中途半端だったし、何よりももう少し欧州に滞在していたいという気持ちがあったので、あえて論文を提出せずにスウェーデンの滞在許可を伸ばしてもらったのだ。そうしたらラッキーなことに、欧州議会でのインターンが決まった。ただ、欧州議会でのインターン中は仕事や飲み会パーティーで忙しくなり、論文の作業が進まなかった。そうこうしているうちに議会のインターンの期間は終わり、就職活動とともに論文作業をすることとなったが、仕事は見つからず、論文も進まずという最悪のパターンに!
でも、現地で日本人の経営する調査コンサル会社でインターンをさせてもらえることになり、よっしゃと気合いを入れてインターンと論文作業を同時並行していたが、なんと、5月末に提出した修士論文は受理されず、修正を言い渡された(ウプサラの論文審査を甘くみていた)。改めてリサーチクエスチョンと仮説をより簡潔なものに変更した上で、今年の夏はずっとその改訂作業を行なっていた。インターンの合間を縫って平日の深夜と週末にひたすら仮説と分析結果の整合性をつけるように一歩後ろに戻っては二歩前進を繰り返していた。9月末に再提出したときもギリギリで何とか間に合ったという感じだった。これで失敗したら修士号がもらえなくなると内心ガクブルしていたが、結果オーライで助かった。回り道はしたが、頑張れば何とかなるものである。万歳。