フィンランド、特派員プログラムが終わりました。あっという間の一ヶ月でした。フィンランドについて何を学んだのか。フィンランドのイノベーション経済、福祉、教育、軍隊、外交、メディア、デザイン、音楽、振り返ってみると、直接に自分の目、自分の体で体験したものが多く頭に残っています。
やっぱり一番の思い出は、森のなかのサウナ。毎週必ず用意されていたサウナタイム。俗世から抜け出して、森のなかの小洒落たコテージで豪華な料理を食らい、ビールとワインを飲んで、サウナに入り、沈みかける太陽の光を浴びながら湖に飛び込む。僕にとってのフィンランドといえば、もうこれですね。この映像が頭のなかでぐるぐると回り続けています。
その他の思い出といえば、丸々一ヶ月間をともに過ごし、学び、飲んで遊んだ仲間たち。世界の19ヶ国のジャーナリストたちですから、みんな煩わしいほどの個性を持っています。ブラジル人はひたすら喋り続ける。南アフリカは常にロッキー。ウクライナはいつも綺麗なテレビレポーター。イスラエルは議論になると絶対に折れない。エジプトはジャスチヤーがいちいち大きくて早口。ドイツは冷静でストレート…。ターキーはシャイであるが意外に毒舌。
このなかには、参加者のほとんどが「こいつは大物になるぞ」というような、本当に肝の据わった”ザ・ジャーナリスト”もいたり。まあでも、みんな本当によく質問をする。このレクチャラーからはあまり多くを学べないと思うような場合であっても、とにかく質問を突きつけて何かしら引き出す。しかも自分の国ではこうだという具体的な事例に引き付けて投げかけることも多く、世界の色んな視点に触れることができて刺激的でもあります。
いまはプログラムが終わり、住んでいた部屋を追い出されて、カナダの参加者と一緒にヘルシンキのユースホステル(オリンピックスタジアムの中にある)でこれまでのプログラムを半数したり、資料をまとめたり文章を作ったり、町を散策したり、追加の取材、インタビューをしたり、のほほんと過ごしています。そのカナダ人の友人はフリーランスのライターで、これからフィンランドの森林産業やエネルギー政策についてまとめてどこかの雑誌に載せる予定だといっています。僕は帰国後に、フィンランド大使館(かどこか)でプレゼンテーションの形で報告ができればと思っています。
今週の土曜日からはリトアニア、ポーランド、チェコ、ハンガリーを旅行する予定です。それではまた!
-
最近の投稿
カテゴリー
- つぶやき・殴り書き (65)
- スウェーデン (125)
- スウェーデン(その他) (70)
- スウェーデン(政治・社会) (54)
- スウェーデン(旅行) (9)
- フィンランド (15)
- ベルギー (5)
- EU (59)
- EU Environment (9)
- EU TRADE (11)
- 英国離脱 (14)
- 自分事 (25)
- 評論・書評・感想 (43)
- 告知 (22)
- 政治参加・投票率・若者政策 (34)
- 旅行(全般) (29)
- 時事ネタ (14)
- 未分類 (8)
- 体験ツアー報告 (31)
Twitter アップデート
toshihikoogushi のツイートアーカイブ
- 2017年1月 (1)
- 2016年8月 (1)
- 2016年6月 (9)
- 2016年5月 (3)
- 2016年4月 (4)
- 2016年3月 (1)
- 2016年1月 (1)
- 2015年6月 (1)
- 2015年5月 (3)
- 2015年1月 (1)
- 2014年12月 (2)
- 2014年11月 (1)
- 2014年8月 (1)
- 2014年7月 (2)
- 2014年6月 (1)
- 2014年5月 (3)
- 2014年3月 (2)
- 2014年2月 (2)
- 2014年1月 (3)
- 2013年12月 (2)
- 2013年11月 (5)
- 2013年10月 (6)
- 2013年5月 (2)
- 2013年2月 (6)
- 2013年1月 (3)
- 2012年12月 (1)
- 2012年11月 (1)
- 2012年10月 (4)
- 2012年9月 (6)
- 2012年8月 (5)
- 2012年7月 (4)
- 2012年6月 (2)
- 2012年5月 (7)
- 2012年4月 (4)
- 2012年3月 (2)
- 2012年2月 (5)
- 2012年1月 (3)
- 2011年12月 (3)
- 2011年11月 (4)
- 2011年10月 (5)
- 2011年8月 (2)
- 2011年7月 (4)
- 2011年6月 (1)
- 2011年4月 (2)
- 2011年2月 (5)
- 2011年1月 (3)
- 2010年12月 (3)
- 2010年11月 (1)
- 2010年10月 (2)
- 2010年9月 (4)
- 2010年8月 (9)
- 2010年7月 (3)
- 2010年6月 (1)
- 2010年5月 (2)
- 2010年3月 (3)
- 2010年1月 (3)
- 2009年12月 (2)
- 2009年11月 (2)
- 2009年10月 (2)
- 2009年9月 (8)
- 2009年8月 (9)
- 2009年7月 (6)
- 2009年6月 (5)
- 2009年5月 (4)
- 2009年4月 (3)
- 2009年3月 (5)
- 2009年2月 (2)
- 2009年1月 (9)
- 2008年12月 (16)
- 2008年11月 (7)
- 2008年10月 (8)
- 2008年9月 (7)
- 2008年8月 (5)
- 2008年7月 (7)
- 2008年6月 (6)
- 2008年5月 (6)
- 2008年4月 (5)
- 2008年3月 (3)
- 2008年2月 (7)
- 2008年1月 (5)
- 2007年12月 (4)
- 2007年11月 (2)
- 2007年10月 (1)
- 2007年9月 (3)
- 2007年8月 (1)
- 2007年7月 (4)
- 2007年6月 (2)
- 2007年5月 (6)
- 2007年4月 (5)
- 2007年3月 (5)
- 2007年2月 (7)
- 2007年1月 (13)
- 2006年12月 (10)
メタ情報