先週、ブリュッセルから日本に帰国しました。ちょうど帰国日に犬の出来たてのホカホカのうんこを踏んだり、パスポートを一時的に紛失し、購入済みの飛行機チケットが紙くずになる(つまり12万円のチケットを再購入することになった)などの度重なる悲劇に見舞われました。最終的には、バスで落ちていたパスポートを見つけてくれた親切なベルギー人がわざわざ日本大使館まで送り届けてくれて助かりました。再発行もする必要なく無事に帰ってこれました。無くなったパスポートあれば、拾ってくれる神あり。感謝です。
さて、これからしばらくは日本をベースに生きていこうと思っていますが、とりあえずは千葉の実家にパラサイトしながら今後の方向性を考えていく予定です。もう気がつけば27歳、自分で生きれるだけのお金はさすがに稼がないといけないので、日EUなどの政策関連の調査やコンサルの仕事などの可能性も探しつつ、頑張っていきます。
実は日本の夏は4年振り。日本の夏は暑いから帰りたくない、部屋は蒸しサウナで激やせするとか戦々恐々していましたが、そんなに思ったほど暑くない? 私の中での日本の夏はもう汗だくだく、暑すぎて動けないといった記憶があったので、これならまだまだ行けるという感じです。たぶん、8月に入ってセミが鳴き始めたころから苦しくなると思いますけど、こうしたキツい時期を通り過ぎてこそ、日本の四季の素晴らしさが実感できるというもの。気合いとクーラーで頑張ろう。
では、ベルギーの思い出を最後にいくつか。
ベルギーでは北部のフランダース地方に行くことが多かったが、その中でもゲント市はすごくお気に入り。町がすごく完成されていて、自転車関連インフラも整備されている。夏には10日間ぶっ通しの音楽フェスティバルもある。昔は自動車だらけの運河も今ではすっかり綺麗な広場に。
チキンとお芋を煮込んだ郷土料理のワーテルゾーイも美味しい。
あとやっぱりビールね。これは有名なデュッベル(Duvel)のトリプルのHopというもの。三種類のホップを使っていて、毎年三つ目のホップは違うものを混ぜる。2013年は日本のもの、今年はアメリカのものを混ぜて使ったらしい。アルコールは強いが、美味い。
次のはホームパーティーの写真。私が居候していたオーストリア人の友人宅にはなぜかベルギーサッカー代表のカップがたくさん。この日もWカップでベルギーを応援する雰囲気を醸し出しています。
最初にアルコールの強いWestmalleの修道院ビール(トラピストビール)を飲んで、野外発酵(Lanbic)の酸っぱ甘いビール(FARO)か普通のヒューガーデン(小麦ビール)がベスト。あとワールドカップの試合を観戦するときにはプリングルスのオリジナル。
また、会社の友人の旦那さんのお兄さんのBBQパーティーに参加させてもらったら、その場所はあのベルギービールの発祥の地でした。そう、ヒューガーデンです。ブリュッセルから30分くらい離れた学生町ルーベンからさらに20分くらいのかなりの田舎町です。
醸造所らしきところにヒューガーデンのビールタンクを発見し、テンションが急上昇。ジャグジをひねれば、ビールが出てきそうだ。
というわけで、BBQの途中で専用ビアガーデンに立ち寄る。ヒューガーデンは相変わらず安定の美味しさ。これならいくらでも飲める。
最後のは友人宅で頂いた種無しのスイカ。果物は日本産が美味しいとか思っていたが、スイカに関してはユーロッパのレベル高い! これはスペイン産で相当美味い。でもたぶん一番クオリティーが高いのはギリシャ産。どれを食べても異常なほど甘いのだ。