ウプサラでの生活②

 ウェーデンといって真っ先に思い浮かべるものの一つが、IKEAではないか。日本にもいくつか進出している家具コンプレックスである。ここスウェーデンでは、「IKEAに行こう(ギャグ?)」はもはや日常語と化している(らしい)。僕の通うウプサラ大学のINTERNATIONALOFFICEでも、IKEAツアーがオリエンテーションイベントの一貫として組まれている。ニューカマーの留学生たちも、ここで様々な日用品をそろえるのである。
 バスを丸々貸し切って、シティーから少し郊外へ向かうと、巨大モールがいくつも立ち並んでいる。スウェーデンの国旗にもなっている青色に黄色の文字、IKEAと書かれた横長の建物が見えてくる。
           
 日本にあるIKEAに行ったことのある人はわかると思うが、とにかく広い。びっくりする。「このIKEAはスウェーデンではまだ小さいほうよ」と聞いて、さらにびっくりする。
 興味深いのが、写真にあるように、建物が一階しかなく横に長く伸びていることだ。お客さんは一方通行のようにして、机やイス類⇒パソコン周辺類⇒キッチン類⇒ベッド類⇒布団類⇒、そして、日用雑貨というように、その都度歩きながら必要なものをゲットしていかないといけない。「また戻るのはめんどくさいからとりあえず入れておこう」という感じで、どんどんカゴが膨らんでいくシステムである。
 こういうとどこか利益重視に聞こえるが、大きい荷物をカーで押しながら上に上がることなく進めるので、その意味で、機能的かつ合理的なシステムである。
 全部で、300Kr=6000円ほど買った。布団やブランケット、タオル、そしてコップが主だ。僕の寮には既に、フォークやナイフ、コーヒーメーカー、お皿、フライパン、そして寿司ローラーまで備わっていたので、それほど買うものはなかった。人によっては2万円くらい出して全部そろえる人もいる。
          
 IKEAの建物の真ん中には、IKEAレストランがある。かなり安く、いわゆるスウェーデンフードを食べることができる。写真の真ん中にあるのが、伝統的なスウェーデン料理、ポテトとミートボールwithラズベリージャムだ。食事はマズイと思っていたが、普通に美味しい。これが大体1000円。
 その帰りに町で、プリペイド携帯電話を買った。我らが北欧の一角・フィンランドが生んだNOKIAである。NOKIAがやはり強い。あとは韓国のサムソンもよく見かける。日本の携帯は、ソニーエリクソンが少し置いてあるくらいだ。残念ながら。
 値段は400Kr=8000円。この携帯の本体に、大学からもらったプリペイドカードを差し込んで、4000円くらいをチャージして入れてもらうと、普通に使えば30日使えるという。Eメールはないが、いわゆるショートメールなら問題なく使える。電話とショートメール。シンプルだが、これで十分だとも思う。
 こういう小さい町で生活していると、シンプルな人間になっていく気がして気持ちが良いのである。

ぐし について

スウェーデンのウプサラ大学大学院政治行政学修士取得、欧州議会漁業委員会で研修生として勤務後(-2013年3月)、ブリュッセルでEU政策や市場動向などを調査の仕事に従事。2014年11月から慶應大学のEUSI研究員。千葉市まちづくり未来研究員(自転車政策)。NPO Rights副代表理事として若者政策(主に若者参画)の提言や分析を行う。連絡先:gushiken17@hotmail.com
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