リュブリャーナの広場

 ルプスの山々に囲まれた小さな国、スロベニア。首都のリュブリャーナに滞在して一週間が経過した。町の中心地は、古い建物が立ち並び、スロベニアの歴史を感じさせる。観光地でありながら媚びた感じがしない。夜になると、ライトアップされた川沿いに若者達が集まり、喧噪と活気で満ちあふれる。
 どうしてか、日常的な生活感、親しみやすさを感じる。人々(特に若い人)は英語を話すが、英語表記の看板やサインはほとんどない。図書館にいっても、英語の新聞は見当たらない。寿司屋もほとんど見当たらない。でも、パン屋はとんでもなく多い。100メートル間隔で「PEKARA」「BUREK」というサインを掲げ、パン屋が点在している。Burekとは肉(あるいはチーズ)を敷き詰めたパイ仕立てのパンで、ユーゴスラビアの代表的な食べ物(らしい)。
 町の郊外に行くと、いわゆる共産党時代の地味で色のないコンクリートのアパートが立ち並んでいる。どこにいっても似通った風景。一旦隘路に入り込むと、方向感覚を失い、道に迷う。こういうところを見ると、グローバル化の波を受けていないように思うが、ユーロ加盟国だから物価は高く、スーパーマーケットの商品はほとんどスウェーデンと変わらないくらいの値段にインフレしている。町の風景が、経済の変化についていけていないのか、あえて変化をこばんでいるのか、少しアンバランスで、今後の行く末が気になる、スロベニアである。
 だが、人々は優しい。リンゴを買うためにレジの列に並んでいると、前のおばさんが早いからと先に入れてくれたり、道案内のために自転車でわざわざ付いて来てくれたりする。他の東欧に比べたら、人々は割合と笑顔で挨拶をくれる。一週間滞在しての印象は、グッドだ。
 
  町の中心の広場と、山の上に聳える、リュブリャーナ城。
 
  有名な三本橋:ここは何度見ても、素敵。
 
 同じ広場、リュブリャーナのザ•観光地。
 
 スロベニア人にとって大切なシンボルである、マスコットのドラゴン。どうみてもサイにしか見えない、というツッコミは心のなかに留めておく。

ぐし について

スウェーデンのウプサラ大学大学院政治行政学修士取得、欧州議会漁業委員会で研修生として勤務後(-2013年3月)、ブリュッセルでEU政策や市場動向などを調査の仕事に従事。2014年11月から慶應大学のEUSI研究員。千葉市まちづくり未来研究員(自転車政策)。NPO Rights副代表理事として若者政策(主に若者参画)の提言や分析を行う。連絡先:gushiken17@hotmail.com
カテゴリー: 旅行(全般) パーマリンク

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