さよならスウェーデン

 ッカー女子ワールドカップの日本対スウェーデン。スウェーデンでは、この試合はメディアでも大きく取り上げられており(大手の新聞のほとんどが一面で報道)、人々の話題になっていた。大手の新聞は日本チームのことを「女子サッカーのバロセロナ」と褒めながらも、フィジカルで有利なスウェーデンが勝つという希望的な観測を流していた。アフトンブラーデット紙のスポーツ面の表紙には、悲しい表情のイラストとともに、「Sayonara Japan」という文字が掲載されていた。もちろん、みなさんご存知のように、結果は日本の大勝利。むしろ、「Sayonara Sweden」でした。
  
 この日は、スウェーデン語の学校の日本人の知り合いや他の友達を誘って、ウプサラのスポーツバー(Oleary)で試合を見た。女子サッカーながら、客席はほとんど埋まっていた。お店の奥にある階段席に、既に良い感じに酔っぱらっているスウェーデンサポーターたちと横になる形で陣を取った。「敵国の日本人がやって来た」と睨まれないように、日本の国旗とともにスウェーデンの国旗も持参。お互いのチームにエールを送り合い、スウェーデンの国歌を歌い、交流ムードを深める。試合前にスウェーデンチームが「Say no to Rasism」というバナーを掲げていたのを見て、私の友人のスウェーデン人は「ここでも政治だよ」と苦笑いしていた。日本の勝利で終わった後には、スウェーデンサポーターから祝福の声を掛けてもらい、皆で一緒に写真を取った。久々の心楽しいサッカー観戦であった。
 
 それにしても、日本チームがこうやって世界の強豪を圧倒している姿を見ると、心を強く揺さぶられる。特にカタルシスを感じるのは、フィジカルで劣る選手が、フィジカルで勝る相手を倒しているからだろう。たとえ身体が小さくともテクニックとスピード、チームワークで勝てるんだということを改めて教えてくれる。自分も頑張らないとという気持ちにならざるをえない。次はアメリカとの決勝戦だ。ぜひ勝って世界一になろう!

ぐし について

スウェーデンのウプサラ大学大学院政治行政学修士取得、欧州議会漁業委員会で研修生として勤務後(-2013年3月)、ブリュッセルでEU政策や市場動向などを調査の仕事に従事。2014年11月から慶應大学のEUSI研究員。千葉市まちづくり未来研究員(自転車政策)。NPO Rights副代表理事として若者政策(主に若者参画)の提言や分析を行う。連絡先:gushiken17@hotmail.com
カテゴリー: スウェーデン(その他), 自分事 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中