金曜日(18日)の夕方から二泊三日でノルショーピン(Nörrköping)という町で、環境党青年部の年次総会(Grön Ungdoms Riksårsmöte)が始まった。年次総会は青年部の活動の中でも最も大きいイベントの一つで、その年の代表(男女で二人)や執行部、そして青年部の方向性や具体的な政策について「民主主義的な討議」を通じて決めることになっている。今年で25周年を迎える青年部の総会には、スウェーデン全土から220人以上の若い環境党員が集まった。
会場は、ノルショーピンの市内にある労働者博物。
ウプサラ環境党青年部の仲間のレオ。高校一年生ながら、昨年の選挙をきっかけに環境党の青年部に加わった。親しい仲間とはスウェーデン語ではなく英語で話すことを心がけているというだけあって、英語はほとんど問題なく話せる。総会では、ミーティングやディスカッションの内容を必要によって通訳してもらっている。非常に助かる。
メインの会場(博物館の6階):ここで予算や細かい政策などのプレ決定を行う。
年次総会資料:一つのパンフレットには各々の党員が作成した提案を掲載している。今年は46の提案が掲載されている。これらの提案をさらに良いものにするため、党員たちは朝から晩まで議論する。最終的には党員たちが重要する提案を選び出した上で、5月の環境党全体の総会の場にてそれを改めて提出する。提案の内容は、実際の社会政策に関するものから、環境党青年部の組織改革など意思決定プロセスに関するものもある。
全体の総会がないときに、他の党員との意見交換を行う。党員たちが自ら提出した政策提案について説明、他の党員からの意見を聞いてさらに良い提案にするように努めている。
白紙の掲示板に提案の内容が書かれている。この提案に対して意見がある人は、紙に書いて張ることもできる。これらがたくさん集まれば、さらに良い提案になるかもしれない。
別の場所でも同じように提案書を張り出して議論を行っている。
執行部に立候補している党員たちによる自己紹介
青年部の代表立候補者らによるプレゼンテーションと、その他の党員からの質問に対する回答。代表選挙は二日目に行われる。男性枠には4人が立候補しているため、競争選挙となる。これについてはまた次に詳しく書く予定。
これが寝床。みんなシートと寝袋を持参している。部屋は「たくさん寝たい」「そこそこ寝たい」「ちょっと寝たい」という三つの選択肢から選ぶことができる。僕はせっかくなので「ちょっと寝たい」を選んだ。ほんとにちょっとしか寝ないので困った。寝不足。
議論はエンドレスに続く。
スウェーデンの高校生や大学生はレオ君のようにみんなイギリスのネイティブのような英語をしゃべるのでしょうか。ちなみに、私は日本出身ですがアメリカに帰化した日系アメリカ人で、教育は大学1年から修士までこちらで受けました。でも、最近日本語が恋しくなって日本人のブログを読んでいます。約10年も英語だけの日本人のいない中西部や南部などに住んでいると(今は典型的な中西部のインディアナ州です)、英語はいやでも上達しますが、やっぱり日本語でしゃべりたくなります。今はルーテルの上級神学修士(私自身はルーテルでなくアッセンブリーのクリスチャンですが)をやっています。長くなってすみませんでした。
マインズさん
スウェーデンの高校生の多くは英語を話せます。私の印象では、ほとんどの若者はアメリカ英語を話します。アメリカのテレビ番組が多いからでしょう。
私の英語もまだまだです。スウェーデン人のクリアーな英語や、ニュースのはっきりした英語ばかり聞いているので、ネイティブの癖のある英語ですと上手く聞き取れません。日本語が恋しくなるというのは、羨ましい限りです。笑。
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