ヨーロッパへ出かけてきます。

 日から約一ヶ月、ヨーロッパへ出かけて来ます。ドイツ、オーストリア、クロアチア、ボスニアヘルツェゴビナ、セルビア、コソボを回るつもりです。ドイツからクロアチアまではインターレイルパス(Interrail passes)という電車乗り放題の切符を使います。これはヨーロッパに六ヶ月以上滞在している人が使えるパスで、指定された30カ国の電車(国鉄)にほぼ無料で乗ることができます(ただし自分の滞在国だけは半額にしかならない)。私が購入したのは3週間の使い放題パスで、日本円で5万円弱ほどでした。
 今回の旅行は時間の制約もあり、かなりの強行スケジュールです。はじめは旧ユーゴ諸国だけにする予定だったのですが…。現地でたくさんの人に会ってより深く現地の事情を理解するため、とにかく思いつく限りのあて先にメールを送りました。友人、友達の知り合い、その現地の大学生、語学学校、大使館…。ちなみに「日本語教育国別事情」というサイトは使えますよ。以下、簡単に旅行の行程についてまとめてみます。これからヨーロッパ旅行に来る方の参考になればと思います。
 6月23日、ライアンエアー(5千円)で、ストックホルム→ドイツのリューベックへ。スウェーデン内ではインターレイルが半額しかならないので安い飛行機でドイツまで飛ぶことにしました。リューベックはハンザ同盟の盟主でした。ハンザ同盟好きにとっては外せない場所でしょう。
 6月24日、電車で(2時間)、リューベック→ブレーメンへ。ドイツ人の友達がとても薦めてきたので行くことにしました。ここも一泊の予定です。
 6月25日~26日、電車で、ブレーメンからゴッティンゲン及びハノーバーへ。ウプサラ大学の寮で一緒だったトーマスの家があるのでゴッティンゲンに行きます。26日はおそらく日帰りでハノーバーへ行って適当に観光するつもりです。宿泊費が無料なのも嬉しい。
 6月27日~28日、電車でゴッティンゲンからフライブルグへ。ここはドイツで一番行きたかった場所。ドイツの一番のエコシティーと言われています。黒い森でも有名。知り合いの知り合いの大学生が日本語を勉強している。今度、愛媛の松山(!)に留学すると聞いて連絡すると、快諾。
 6月29日~30日、電車でフライブルグからミュンヘンへ。言わずとしれたドイツ南部の大都市。ビールで有名。ウプサラで一緒だったニジャーラのところにお邪魔します。彼女はボスニアヘルツェゴビナからの移民なので、その後のボスニアでの旅行についても情報を教えてもらおうと思っています。
 7月1日~3日、電車でミュンヘンからウィーンへ。ウィーンでは色々とやりたいことがあります。まず国連欧州の本部のガイドツアー(インターネットから事前予約が必要)に参加。そして欧州安全保障協力機構(OSCE)も訪問。またウィーン大学とウィーン経済大学の日本語学科にも訪問予定。宿泊はウプサラで一緒に国際関係について勉強していたハンスの家にお邪魔することに。
 7月4日~5日、電車でウィーンからザグレブへ。ここではザグレブ大学の日本語学科の生徒と会う予定です(だがまだ返信が来ていない)。6日に電車でスプリットに向かい、7日にはドブロブニクへ。ドブロブニクはクロアチアで一番綺麗な町らしいです。紅の豚を思い出すと、旅行も楽しくなる。
 7月8日、バスでドブロブニクからボスニアのモスタルへ。ここからが今回の旅行のメイン。ボスニア内戦を5月はずっと調べていたので、その現地の様子を自分の目で見たいと思っていました。
 7月9日、首都のサラエボに到着。第一次世界大戦勃発のきっかけとなったサラエボ事件の現場はマスト。また内戦からの復興具合も気になるところ。そして10日は大使館の方にボスニアの現在の情勢について伺う予定。また現地の学校もぜひチェックしたいところ。
 7月12日、バスで、ボスニアヘルツェゴビナ内のセルビア人共和国のバニャルーカ市へ移動。現在アポを取っているところだが、まだ連絡無し。とりあえず一日は滞在する予定。
 7月13日~14日、バスでベオグラードへ移動の予定。ここではベオグラード大学の学生と交流したいと思っていたが、いまだに返信が無い。セルビア大使館も三回もメールしたのにまったく返信をくれない。たぶん駄目だろう。もう一人、セルビアの農林水産科の方にも会える可能性があり。
 7月15日~17日、バスでセルビアから独立したコソボのプリシュティナへ。ここには日本大使館もスウェーデン大使館もないのですが、フィンランド大使館があります。ということで、フィンランド大使館の方にコソボ情勢とフィンランドの対応について伺う予定です。フィンランド大使館の前に日本の援助組織の建物があるそうなのでチャンスがあれば訪問。現地の方に知り合いがいないのが残念です。
 7月18日、プリシュティナから飛行機(SAS)でコペンハーゲン、そしてストックホルムへ。帰り方はとても迷ったのですが、インターレイルパスの期限も切れているし、できるだけ早くスウェーデンに帰りたいこともあり、やっぱり飛行機です。値段は4万円ほどでした。これはかなり痛い出費でした。
 スケジュール通りに事が進むかとても楽しみです。それでは行ってきます。

ぐし Gushi について

Currently working for a Japanese consulting firm providing professional business service. After finishing my graduate course at Uppsala University in Sweden (2013), I worked for the European Parliament in Brussels as a trainee and then continued working at a lobbying firm in Brussels(2015). After that I joined the Japan's Ministry of Foreign Affairs, working in a unit dedicating for the negotiations on EU-Japan's Economic Partnership Agreement (EPA/FTA) (-2018). 現在は民間コンサルティング会社で勤務。スウェーデンのウプサラ大学大学院政治行政学修士取得、欧州議会漁業委員会で研修生として勤務(-2013年3月)、ブリュッセルでEU政策や市場動向などを調査の仕事に従事した後(-2015年3月)、外務省で日EUのEPA交渉チームで勤務(-2018年3月)。連絡先:gushiken17@hotmail.com
カテゴリー: 旅行(全般) パーマリンク

ヨーロッパへ出かけてきます。 への4件のフィードバック

  1. goma より:

    久し振り!同じ慶応法政のゴマだよー★覚えてる??
    実はおぐっちの日記は欠かさず見ている私です。
    私もトロントに半年間語学留学したけど、本当に毎日刺激的で、帰国の時は「このまま一生ここにいてもいいんじゃ。。」と思えるほどだったよ(笑)
    それに、日本じゃ絶対に見つけられなかった「かけがえのない友達」を本当にたくさん作ることができて、今でも彼らとは交流があったりする。
    おぐっちは日記で見ていても本当にすごく充実した日々を送っているんだなぁと思うし、正直早々とトロントを後にして就職活動をしてしまった自分からはおぐっちはとても羨ましい存在です。
    色んな経験をした分、おぐっちはきっとモテ男になって帰ってくることでしょう(笑)
    てか、いつ帰ってくるんだっけ?会えるの楽しみにしてるよ。帰国したら連絡よろーーーー

  2. けんじ より:

    お久しぶり!いつも楽しく拝見させてもらってるよ。
    かなりの過密日程だけど、無理せずに臨機応変に楽しんできてくださいね。

  3. 公孫樹 より:

     すばらしい出会い、感動、ロマンがありますように~~~~

  4. おぐし より:

    >Gomaっち
    お久しぶり。コメントありがとう。トロント楽しそうだったね。俺は就職のことは先に延ばしていまのことしか考えていないですわ。まあだから帰ったら大変だろうなとも。。帰国したら連絡します!トロントと就活についても教えてください!
    >けんじさん
    財布とパスポートと命を取られないように気をつけます。笑。また経過および結果はアップしますね。
    >公孫樹
    ありがとうございます。いまから出発します!

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