アイデンティティーとしてスウェーデン

 っとスウェーデンのことしか考えていないので、人に会うと必ずスウェーデン留学の話をしている。いまや僕の口から出るのは90%くらいがスウェーデン留学の話題である。アイデンティティーの90%がスウェーデンというわけだ。毎日僕と会っている人はそろそろうんざりしてきたころかもしれない。
 これがアメリカやイギリスとかだったら、それほどでもなかったのだろうと思う。日本人にとって馴染みの少ないスウェーデンだからこそ、その未知の良さを語ることで、「そんな素晴らしい国に行く自分には先見性がある」ということを間接的にアピールしているのかもしれない。
 「スウェーデンを良く語ることは、自分の存在の大きさをアピールすることである」。
 これはやはりどこかで自覚しておかねばならないと思う。スウェーデンが素晴らしい=自分の存在が素晴らしいという認識を無意識に採用することで、スウェーデンでの学びにどこかでバイアスがかかり、あらゆる事象について良い面を抜き出して処理してしまう可能性がある。
 もちろん、注意はするつもりである。
 でも、注意するといっても、スウェーデンを良く語ることは自分のアイデンティティーに関わる問題である。自分をより素敵に見せたくない人がいないように、これから自分が1年間住むことになるスウェーデンをエレガントに描かない人はいない。良く描くなというのが無理な要求であろう。スウェーデンが今後、国際社会におけるプレゼンスを向上させ、世界における影響力を持つことになれば(ならないと思うけど)、当の自分が今後の(国際)社会で影響力を持つ可能性が高くなるからである。
 つまり、何が言いたいかというと、僕のブログにおけるスウェーデンは、みんな幸せに暮らしていて、自然に囲まれ、デザインが斬新で、森羅万象が素晴らしく、誰もが必ず訪れたくなるように描かれる可能性が高い、ということである。だから、僕のお話は話半分に聞いてくださいね、ということである。
 (このように書いておいて、真っ暗になる11月くらいには、やっぱり日本の方が良い国だ、スウェーデンはダメだ、と自分の部屋にひきこもりながら罵詈雑言を書き散らしている気がしないでもないのが怖いのだけど…果たしてどうなることやら)

ぐし について

スウェーデンのウプサラ大学大学院政治行政学修士取得、欧州議会漁業委員会で研修生として勤務後(-2013年3月)、ブリュッセルでEU政策や市場動向などを調査の仕事に従事。2014年11月から慶應大学のEUSI研究員。千葉市まちづくり未来研究員(自転車政策)。NPO Rights副代表理事として若者政策(主に若者参画)の提言や分析を行う。連絡先:gushiken17@hotmail.com
カテゴリー: つぶやき・殴り書き パーマリンク

アイデンティティーとしてスウェーデン への2件のフィードバック

  1. kiro より:

    取り合えず11月までスウェーデン最高 って行ってられたらそれで勝ちでいいと思う。 ってかナニユエにスウェーデン!!?行く前に飲もうよ!お茶

  2. おぐし より:

    kiro氏
    スウェーデンは僕の中で自由の国なのです。
    もし興味があればお話しますよ。

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