朝6時30分に起きて、芝浦のテレアポのバイトに行く。朝にバイトがあると1日を効率的に使っている気がして気分が良い。今日のバイトでは、ネットサーフィンとブログ更新をしながら過ごした。
日曜日は、概して仕事は少ないし管理職の方も来ていない。少人数で若い社員が中心なのでまったりとした雰囲気に包まれている。小学校のときの、先生がいなくなった自習教室の雰囲気に似ていなくもない。社員の方はみんな物腰柔らかいし、気を使ってか、よく声をかけてくれる。物腰の柔らかい人がいれば、どんな会社だろうと楽しく過ごせそうな気がするが、どうであろうか。
14時にバイト終了。三田キャンパス東門前のすかいらーくに行く。お昼の忙繁時を外した15時あたりに入ってドリンクバーを注文するのが最近のスタイルである。特にお気に入りが抹茶ラテ。ふんわりとした泡が甘くて、舌にとろける。マジ美味いので調子に乗って3杯飲んだ。周りを見渡すと、制服を着たサッカー部っぽい高校生が10人ほどワイワイしている。閑散としていた感じ。
原書講読の課題本であるエマソンの「自然論」を読んだ。
エマソンは19世紀アメリカを代表する詩人であり、超絶主義者である。カントの観念論のカテゴリーにも入るが、エマソンはどちらかというとギリシャ哲学におけるプラトン哲学や東洋インド哲学の影響を受けていてかなり特異な思想といえる。
エマソンはいう。かつては人間は神や自然と直接的に対峙していたが、いまは伝統主義に縛られ、手あかのついた知識に依存し、自らの本性から切り離されて天地万物とのつながりを失っている。過去の古い歴史や哲学は、本当の意味での知恵でも探究でもないと切り捨てる。自分自身が立っている足場にまなざしを向けて、そこから聞こえてくるメッセージに対して耳を傾けること、そして、その聞き取ったメッセージこそが自己存立の基盤であり、自己の本性への理解の第一歩となるという。
「自己を信頼することが知恵の始まりだ」。
このような自己の悟性を信頼する姿勢は、「独立自存」として多くの人に影響を与えた。ちなみに、福澤諭吉は、アメリカ訪問の際にエマソンと会談したことがあり、エマソンの独立自存を「独立自尊」に読み替えたともいわれる。(エマソン入門より)
× × × × × × × ×
自分の心の奥に手を当ててみると、どこからともなく「現在の日本社会がどうなろうとそんなのどうでもいいじゃん」という声が聞こえてきた。なるほどなるほど、社会を良くしたいとか言いながら、実際はそんなに強く願っていないのかもしれない。とりあえず、今週は何だか無気力な感じである。自分の感性や悟性に、もう少し忠実に過ごしてみよう、なんて思ったりする。
とりあえず、カラマーゾフの兄弟を読んでいるところ。半分鬱状態に突入せり。
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休日のあそこはまったりしているよねぇ。読書が進む。休日でなくとも、ネットサーフィンか読書しかしてないんだけどさ。
カラマーゾフは、読むタイミングを図ってるのだけど、なかなか訪れず。
そのバイト紹介してくれない??
>「現在の日本社会がどうなろうとそんなのどうでもいいじゃん」
どうでもいいわけないんじゃが、自分のあまりの無力さのせいで無気力になってしまう。自分にもできる小さなことからやるしかないって最近思うわ。
カラマーゾフは読む勇気が出んわ。罪と罰を知っているだけに余計に。
えふたか氏
「なぜならお前はカラマーゾフの血が流れているからだ!」
やばい。カラマーゾフ兄弟はみんな狂乱男だ。
久々に小説から目が離せぬ。
むはむは氏
最近定員オーバーなんだけどね、
今度行ったとき聞いてみるさ。 俺いなくなるし。
changsu
まあ6月は梅雨だから仕方ないな。
空想の世界でエネルギーを溜めるのみ。
六月中に罪と罰も読みたいところだ。